視察1日目は茨城県県北農林事務所
土地改良部門の方と地元の耕作者の方に案内頂き、茨城県那珂市の瓜実地区における3ha規模の大区画化を視察してきました。
集積・集約以前は集積率は54%であり、平均10aの区画が多く、担い手3名の方が入り組むような形で耕作していたのですが、R4〜の事業化により、集積率は95%、集約化は100%となり、大きな区画での耕作が可能となりました。
地元主体での推進の結果ですが、ポイントは3つ
1.地元が集積集約化の必要性を理解すること
→各地権者さんへの丁寧な説明
2.担い手も委員として調整することで、顔の見える関係作り
3.貸し手が担い手を特定しない
→圃区(ブロック)単位での貸付が可能に
こういった取組により、通常は約10年程度はかかると言われている事業が約3年という短期間で完成したそうです。
また、近年皆様から多く要望頂く維持管理費についても負担軽減のため、自然圧パイプラインによる暗渠排水に切り替えや軟弱地盤のため、ドローンによる直播での耕作など多くの学びの機会を頂きました。
今回学んできたことについて、地元に帰って皆さんとまた様々な意見交換ができれば嬉しいです。2日目も行ってきます🏃♀️