活動報告

活動日誌

9月1日

本日は自民党千葉県議会議連の『性犯罪性暴力撲滅タスクフォース勉強会』に参加してきました。

午前中は衆議院議員会館にて法務省による座学、午後は川越少年刑務所に伺いました。

午前中の座学では性犯罪の情勢や2023年の刑事法の改正や、性犯罪再犯防止指導、保護観察所における性犯罪再犯防止プログラムや地域公共団体による再犯防止施策の支援などを講義頂きました。

近年、性犯罪はその手口が多様化し、被害者の多くが子どもや若年層という深刻な現実があります。例えば、SNSを通じた接触や、性的画像の強要・拡散といった形で、若い世代が被害に巻き込まれるケースが増えています。

今回の刑法改正では、

不同意性交等罪・不同意わいせつ罪の新設により、被害者が抵抗できない状況に乗じた行為も処罰対象に。また、13歳未満や16歳未満の子どもを守る規定を強化し、年齢差や立場の違いを利用した加害を防ぐ仕組みが整いました。

さらに性的画像に関する罪(撮影・提供・保管・拡散の処罰)が創設され、リベンジポルノや盗撮といった被害にも対応できるようになりました。

性被害はとても話しにくい内容ですが、女性なら誰しも、危険だな、おかしいなと思う場面に直面した経験があるかと思います。(最近では若年層の男性も)

私自身「決して無関係ではない」問題であり、

子どもや若者を含め、誰もが被害者になり得る時代です。

被害者の尊厳を守り、また加害者の再犯防止の取組を広げていくことが、次の世代を守ることにつながります。

安心して暮らせる社会をつくるため、学びをしっかりと活動に生かしたいという思いで(仮)性犯罪及び性暴力根絶条例の制定を目指す議連に参加させて頂いております。

午後は川越少年刑務所へ

川越少年刑務所は、26歳未満の若年受刑者を主に収容する全国有数の刑務所であり、また性犯罪再犯防止指導における「推進基幹施設」に指定されているということで視察させて頂きました。犯罪傾向に進んでいない初犯の男子受刑者が中心で、対象者の特性に応じた矯正処遇が組み立てられています。

特に注目すべきは、性犯罪再犯防止プログラムです。ここでは認知行動療法(CBT)の技法を取り入れ、自らの思考や行動の偏りに気づき修正していく指導が行われています。例えば「被害者の立場を想像する力」「衝動を抑える方法」「誤った考え方を正す練習」といった内容を通じ、再犯のリスクを減らすことを目指しています。

刑事施設においても更生を目的とした処遇のあり方が時代とともに変わっていることを実感する機会となりました。

以前は作業従事がメインだった矯正処遇も今は再犯防止を目指すため社会復帰しやすいようプログラムも意識されているようです。

刑務所内、様々な場所を拝見しましたが

重々しい空気の中で黙々と作業に従事される若年層の方々に

色々なことを考えさせられるそういった経験となりました。

今日の経験も踏まえ、自らの政治活動に活かして参ります。

貴重な機会を頂きありがとうございました。