26日の視察内容について報告させて頂きます。
視察2日目は群馬県昭和村にある グリンリーフ株式会社 さんを訪問しました。
ここは有機栽培のこんにゃく芋や白菜、小松菜、ほうれん草などの生産から、漬物や冷凍野菜の加工・販売までを一貫して担う農業法人です。創業から60年以上、「土づくりが人づくり」を理念に掲げ、持続可能な農業を追求されています。工場見学では、衛生管理や作業工程が工夫されている様子や、社内に託児所を整備されているなど、外国人受入れの取組など色々とお話を伺わせて頂き、広大な畑を拝見させて頂きました。そういった中で興味深かったのが、圃場整備についてです。
1993年の国際合意「ガット・ウルグアイ・ラウンド」に対応して、日本政府は農業基盤の強化を目的に、全国で総額6.01兆円の対策費を投じました。当時は「これだけの巨額投資に意味があるのか」と批判もありましたが、農地の区画整理や圃場整備が全国各地で進められ、その後の安定的な農産物供給の土台となりました。
その好例がここ昭和村です。2003年に対策費を活用した圃場整備が完成し、分散していた農地が大区画に整理され、大型機械の導入が可能となったことで、生産性は大幅に向上しました。
•2005年の農業センサス:農業生産高 87億円
•2020年には 208億円 に拡大
昭和村の耕作放棄地率は 0.4%
この成果によって、昭和村も含め全国の産地から首都圏に対して、安定的かつ適正な価格で野菜を供給できる体制が整いました。だからこそ、これからの日本農業を守るためにも、圃場整備を着実に進めていくことが不可欠だと強く実感させられる視察となりました。