本日は台風の影響で多くのイベントが中止となりましたが、成田市内に大きな被害はなく、まずは安堵いたしました。
ということで、午前中はご挨拶周りへ。
そのなかで「難病指定を受け、これまで毎年助成を受けていたにも関わらず、病状が進行しているのに突然補助が打ち切られた」とのご相談をいただきました。制度の現状や課題について、改めて勉強させていただくとともに、胸が痛む思いでした。
午後は、次号の議会報告紙の原稿づくりに取り組みました。毎日日々取り組んでいる諸課題の中で何をどのようにまとめるか、日々の活動や県政の動きをどう伝えるか、本当に悩んでおります、、、
夜は藤崎勇一事務所のBBQ会に参加。
こちらでも何度か取り上げていますが、
成田市下福田地区で進められているヒューリック事業「WING NRT」について、県としての対応状況をご説明させていただきました。
WING NRTは、成田空港の第3滑走路の供用を含む「新しい成田空港構想」から生まれた、日本初の航空上屋(保税蔵置場)と物流施設が一体化した国際物流拠点です。
この構想の背景には、日本の経済的地位の低下という深刻な問題があります。
海運では“日本を避ける”抜港が起きており、空の物流においても同じことが起きてはならないという危機感のもと、NAA(成田国際空港会社)や国土交通省が「成田空港を再び強くする」と旗を掲げ、JALもその思いに共鳴し構想を推進しています。
かつて世界一の貨物取扱量を誇った成田空港も、現在は世界15位。
これを盛り返さなければ、日本の物流サプライチェーンそのものが揺らぎかねないという危機感のなか、WING NRTは「国際航空物流の要」となることが期待されています。
WING NRTでは、JALは保税倉庫の運営を担い、荷物の搬出入を自動化するデジタル機器を導入するほか、医薬品専用の低温庫や高機能な冷凍・冷蔵庫などを備える。半導体などの精密機器や越境EC(電子商取引)の商品、農林水産品の取り扱いも想定されています。
空港で取り扱われた保税貨物をそのまま同施設へ輸送し、上屋での荷捌きから物流業者への引き渡しまでが施設内で完結します。北千葉道路の延伸が完結した際には、成田市街地を通らずスムーズな輸送が可能になり、さらに空港外にあるため物流事業者にとってはコスト削減にもつながります。
ただし現在の課題として、輸出検疫については空港外の上屋でも実績がありますが、輸入検疫については前例がないため、今後関係当局と連携しながら制度整備を進めていく必要があります。さらに千葉県としては北千葉道路の延伸が開業までに間に合うのか、というのが大きな課題となっております。
企業誘致を受けて、千葉県としてはまず、WING NRTに隣接する県道成田安食線の大型車通行規制を解除。8月1日号の”広報なりた”でもようやく発表がされました。9月から規制解除となります。
北千葉道路の早期完成も含め、インフラ面でも、地域の国際競争力向上を後押ししています。このようにヒューリックに伴う様々な関係で地元の皆様と交流を深めさせて頂きお話しさせて頂けるのも全てご縁。心から感謝し、地域の皆様が安心して暮らせるまちづくりのために邁進したいと思った一日でした。
今日も一日ありがとうございました!